量より、回数です。
「太りたいなら、とにかくたくさん食べればいい」という意見をよく見かけます。しかし、胃腸が弱く、人並みに食べても栄養をうまく吸収できない体質の方にとって、量を増やすことは、かえって負担を増やすだけになっているとしたらどうでしょうか。一度に多く食べるのではなく、食事の回数を分け、何を、どのタイミングで摂るかを工夫することのほうが、体質に合った方法なのかもしれません。
確かに、私自身、量を増やそうとした時期がありました。
部活動をしていたころから、どれだけ食べても体重が増えない体質で、無理に量を増やそうとして、かえって胃腸の調子を崩したこともありました。四十代になって改めて情報を調べ直したとき、胃腸が弱い人は、一度にたくさん食べるのではなく、食事の回数を増やし、何を、どのタイミングで食べるかを工夫する必要があるということを学びました。量だけを追いかけていた自分に、まったく別の視点が必要だったのです。
これは、体質による消化吸収の違いを踏まえた考え方です。
消化吸収の働きや基礎代謝には、生まれつき大きな個人差があることは、栄養学や医学の分野で広く知られています。同じ量を食べても、それをどれだけ体に取り込めるかは人によって違います。だからこそ、一度に大量に摂るよりも、回数を分けて負担を減らしながら摂る方法のほうが、胃腸が弱い体質の方には合っている場合があるのです。
食べ方を変えれば、体は変わります。
量を増やすことだけが、太りにくい体質への答えではありません。回数とタイミングという視点を持つだけで、同じ食事でも体への届き方は変わってきます。無理に詰め込む前に、まず分け方を見直してみてください。自分の体質に合った食べ方の順番を知りたい方は、「筋肉倍増計画」のプランを覗いてみてください。