すぐに変わる、はず。
筋トレやダイエットは「始めればすぐに結果が出るもの」だと考えられがちです。SNSには一カ月で体が変わったという投稿があふれ、その情報に触れるたびに、多くの人が同じペースを自分にも求めてしまいます。しかし、効果が現れるまでの期間には、体質による個人差があるのではないでしょうか。胃腸が弱く栄養を吸収しにくい体質の方は、一般的なペースより時間がかかることがあります。その事実を知らないまま結果を急ぐと、実際には順調に変化が始まっているタイミングで、諦めてしまうことになりかねません。
確かに、焦る気持ちは分かります。しかし、焦りの多くは知識不足から生まれます。
私自身、四十代になって改めて健康と向き合い直したとき、まずインターネットで情報を調べ直しました。そこで知ったのは、筋トレの効果は三カ月ほど経過してから現れ始めるという考え方でした。二十代のころ、福岡のイオンモールに入っているジムに三カ月ほど通い、専属のインストラクターについてもらっていましたが、効果を感じられないまま通うのをやめてしまいました。あのとき、もう少しだけ続けていれば、何かが変わり始めていたのかもしれません。知識がなかったばかりに、変化の入口の手前で扉を閉じてしまっていたのです。
これは個人の感覚だけの話ではありません。
厚生労働省が示す健康づくりのための身体活動の指針でも、無理のない運動を継続的に積み重ねることの重要性が強調されており、短期間で劇的な効果を求めるのではなく、一定期間続けることを前提とした取り組み方が推奨されています。また、栄養の消化吸収には個人差があり、体質に応じて食事の回数や内容を調整することの重要性も、栄養学の分野で一般的に指摘されている考え方です。効果が出る時期を、一律のものさしで測ろうとすること自体に、無理があるのかもしれません。
答えは、もう出ています。
効果が出ないのは、あなたの意志が弱いからではなく、体質に合ったペースを知らなかっただけかもしれません。三カ月という期間を、諦める理由にするか、変化の入口として待てるかで、その先の結果は大きく変わってきます。焦って結論を出す前に、まずペースそのものを疑ってみてください。自分の体質に合ったペースを知りたい方は、「筋肉倍増計画」のコミュニティで、段階別のプランを覗いてみてください。